【対人恐怖症】こどものワキガはいじめの原因になりえる。対処方法は?【汗の悩み】

ワキガ

汗に悩むひとたち
汗に悩む親

こどものワキガが心配…。
学校でいじめられてないかな?

ワキガは遺伝の要素がかなり大きいので親のどちらかがワキガであれば遺伝している可能性がかなり高いです。

こどものワキガで一番怖いのは「いじめ」によって精神的な病を患ってしまうことや、対人恐怖症になってしまうことです。

早いうちから親が気がけてこどものストレス対策を練っておくのがいいでしょう。

✅ こどもがいじめられないためにできること
✅ こどもワキガはいつからニオイがでるの?
✅ こどものワキガ対策は?
✅ こどもでもワキガの手術は可能?

このような疑問にお答えします。
とてもデリケートな問題ですので親も心構えをしておきましょう。

こどものワキガのリスク

こどものワキガは深刻な問題です。
なぜならこどもは純真無垢が故に本音で本人に伝えてしまうからです。

「臭い」
「変なニオイがする」
「〇〇くんいつも臭いね」
「〇〇が触ったら物に触るとニオイがうつるぞ!」
「臭いから近寄るな」

こんな暴言が飛び出すことも珍しくないでしょう。

何より怖いのは、いじめのせいでこどもが「不登校」「精神的な疾患」「対人恐怖症」となりコンプレックスになることです。

親としてはなんとかしてこれを防いであげたい所です。

こどもがワキガでいじめられない為に親ができること

おそらく、親であるあなた自身がワキガで苦しめられてきた過去があるかと思います。
もしくはパートナーの方がワキガであり、こどもへの遺伝が心配な状態ですよね。

こどもがいじめられないためにできる事は以下の4つ。

✅ワキガの正しい知識をつけておく
✅こどもの状態を観察する
✅食生活で改善する
✅ワキガになってしまった時にどう対処するか決めておく

こんな準備ができます。

ワキガの正しい知識をつけておく

ワキガについての理解ができていないと対処のしようがありません。

・ワキガのニオイのメカニズム

そもそもワキガの原因は「汗腺」の一種である「アポクリン腺」という穴が、生まれつき多いことが原因となります。

アポクリン腺から分泌される汗は脇の「菌」と混ざり合って臭くなります。
ということは「汗の量」か「菌」を減らせばニオイは軽減するということです。

・ワキガは普通に起こることで珍しくないと伝える

日本のワキガの発症率は10%~20%。
10人に1人~5人に1人という確立で存在します。
※欧米なら70%~80%

そんな高確率で存在しているのに、なかなかワキガのニオイを日頃感じないのは、皆が努力しているからに他なりません。

制汗剤クリームや手術によってニオイを抑えて、堂々と生活しているのです。

これが「普通」であることを本人に伝えることも大切です。

こどもの状態を観察する

ワキガに限ったことではありませんが、いじめはいつどのような形で始まるか分かりません。

いじめは受け取り手が不快に感じた時にいじめだと実感するものですので、もしかするとちょっといじわるしているだけの場合だってあります。

そう考えるとこどもは、いじめの被害者にも加害者にもなります。
こどもの精神状態や普段行動をよく観察しておきましょう。

ワキガで言えば「服を自分で洗うようになる」「自分のニオイを気にしている」「親の香水や制汗剤を使い出す」などの行動を起こすことがあります。

日頃からよくみてあげてください。

食生活で改善する

ワキガの原因となる「アポクリン腺」から出てくる汗には皮脂や不純物が多く含まれます。

食生活は後天性のワキガの原因と言われることが多いですが、健康的な食事は先天性のワキガにも効果があります。

健康な状態を保つためにこどもの食生活をしっかり整えてあげましょう。

・ファストフードをなるべく食べさせない
・お菓子、ジュースを減らす
・揚げ物、油物はなるべく食べさせない
・野菜、フルーツを多めに食べさせる

このような工夫でニオイの軽減が期待できます。

ワキガになってしまった時にどう対処するか決めておく

こどもからワキガの相談をされた時、もしくは対処してあげたいと思った時に、ワキガの対応方法を予め考えておきましょう。

いざワキガとなった時に素早く対処してあげてください。

・制汗剤クリームを使う
・手術を受ける
・ボトックス注射を受ける
解説します。

制汗剤クリームを使う

ドラッグストアやコンビニ打っている制汗剤スプレーなどでは、上から強い香りをぬりつけるだけなので根本の解決になりません。

なるべく専門性が高いクリームで対処しましょう。

アポクリン腺をしっかり塞いでくれて、肌の健康を保てる制汗剤クリームがベストです。

制汗剤ランキング」から、こどもに効く制汗剤が見つかるまでトライしましょう。
早めに対処すれば「いじめ」に発展する前に防ぐことができます。

手術を受ける

手術はこどもでも受けることができます。

皮膚から「アポクリン腺」を切除する方法が一般的です。
保険適応ですので金額もこどもの事を思えば大した問題にならないレベルです。

ですが、私は手術は本人が大人になり判断できるようになってからでいいと思います。
傷口も残る可能性もありますし、リスクとして別のカ所から大量に発汗することもあります。

また、ワキガの手術を受けたことが周囲にばれることの方がいじめの可能性を引き上げるような気もします。

個人的な見解もありますが手術はおすすめしません。

ボトックス注射を受ける

注射は一定期間汗の量を抑えてくれる作用があります。

個人差はありますが、4週間~数ヶ月と様々です。

かなり症状が楽になるので一度お試ししてもいいかもしれません。
その場合は保険適応にならないことがほとんどですので、念のためドクターと相談しましょう。

ただ、長い目で見るとコスパはかなり悪いです。
一定期間に注射を打ち続けることになりますのでその辺は本人と相談ですね。

いつ頃からワキガのニオイが出てくるの?

ワキガの原因である「アポクリン腺」の役割は「フェロモンの分泌」です。

性が芽生える際に分泌量も質も変化します。

ワキガは「思春期~閉経(性ホルモンの分泌が減る)」までの期間限定のお悩みとなります。

女性だと小学校高学年から。
男性だと中学か~高校辺りで発生することが多いです。

こどものワキガはいじめの原因になりえる。対処方法は?まとめ

こどものいじめは親が介入しにくいデリケートな問題です。

ワキガが原因で起こるいじめなんて被害者にはどうしようもありません。
ワキガは発生するかしないか予め予想できる症状です。

親がちゃんと準備しておけばいじめを未然に防ぐことも、ワキガの悩みを解消させることもできます。

選択肢がすくないこどもだからこそ親の手で守ってあげましょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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